2018年07月03日

『 遠い山なみの光 』

ノーベル文学賞を取られたので存在を知った作家さんの作品を読んでみたいと思い借りました。

KIMG0032.JPG 『 遠い山なみの光 』  著 カズオ・イシグロ
              訳 小野寺 健

デビュー作の逆輸入バージョンです。
翻訳されている作品はそんなに多くありません。

核爆弾が落とされた終戦すぐ後の長崎が舞台になってる日本人の物語です。
と言っても戦争が題材になっているわけではなく、
娘に自殺されてしまった母親の回想録みたいな流れです。
古〜い古〜い白黒時代の映画を見ている様な錯覚に落ちます。

著者は5歳で日本を離れたイギリス人なので、英語で書かれた作品なのですけど…
英語にはない日本語独特の言い回しの会話(しかも世代的に私の祖母世代)で
登場人物の上下関係や距離感、時代ならではの日本古い風習や慣例が伝わってくるのです。
きっと小野寺健さんの訳者としての力量でもあるのかな?
と、思いましたけど…
よく考えたら、そんな言い廻しとか無関係な原文のままで、イギリスでも評価されている作品なわけですから。
作品そのものの根底に流れる力なんですよね。

きっと、自制心が強く上品な男性なんだろうなぁ〜と小説を読んで思った。
とっても優しくて甘いのに、年相応の自制心でギュっと制御されて淡々と流れてる。。。
私も、そんな老人になりたいものです



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2018年07月02日

『 他者という病 』

基本、つまんなかった時はスルーする様にしているのですけど…
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例えばお食事するところもですけど
行ってみたら美味しくなかったお店を紹介したり、
私の口に合わないだけで、
他の大多数の好みかもしれないのに、
BLOG上でモンク並べてもしょーもないじゃないですか。
読んだ本も、それと同じ感覚でスルー…触れずにスルー

だけど
超〜久々に、ドえらく外れたので記念の記録

『 他者という病 』  著 中村 うさぎ

タイトルに魅かれて手に取ってレジへ…
もう少し読み進めれば、支払った代金回収できるかも〜と自分に言い聞かせ我慢&我慢で読み進めた手記です。
元々が作り込んである物語を好むので、持論を展開される手記は好むカテゴリーではないのですけど…
それにしても…残り5ページほどを残しての「も〜無理ぃ〜」の途中放棄は初めて。


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2018年04月07日

『 罪の声 』

本屋大賞や、そのノミネート作品は取りこぼさず読む!の目標を立てた時から、それまでは避けて通ってた読まず嫌いのミステリーも読む様になりました。
読んでみると面白いのです
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『 罪の声 』  著  塩田 武士


“ グリコ・森永事件 ” をモデルにした400頁越えの長編小説でした。
2017年の本屋大賞にノミネートされた本です。

父の遺品の中からカセットテープを見つけた主人公。
それは自分の幼い頃の声が入っていた。
そして録音されている内容は…30年以上前の未解決事件で、
恐喝に使われた録音テープと全く同じだった事に気づくところから
ミステリーが展開されていきます。

かなり重症に腰を痛めてて、ここ一か月ほどは休日も家で大人しくゴロゴロしているほかなかったので、沢山読書が出来ました。
その中でも特に印象に残った本でした。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

先日の「あってはいけない毛蟹の話」の結末です。
月曜の朝一番で、クレーム電話を致しました。
私が話す一通りの事態説明を黙って聞いた後、電話口の女性は「それは大変申し訳ない手違いをしてしまい…」と、当たり前ですが謝ります。
謝られたら、それ以上何も言えないじゃないですか。
もう起きてしまった事なのですから、どうしょうもありませんもの。
だいたいshinが本気で怒っている時は口数が減ってしまいます。
言葉 が出てこないので無口になってしまうのです。

「滋賀の送り先様へ、私共の方からお詫びの電話をしてもよろしいですか?」と聞かれました。
「いえ、もう、触らないで頂きたいです、あちら様へも」と答えたのが、精いっぱいのshinの怒りの表現です。
「あちら様が代金を支払う前に私が気づいたのがせめてもの救いです」と伝えましたら。
「おっしゃる通りです、申し訳ありません」と。
ん〜〜〜
昔、化粧品部門に籍があった頃、クレーム処理職をしていた時期もあったので電話口の方が少々気の毒にも思えます

その後、電話口で数秒の沈黙があったので仕方なく、
「 とりあえず、そういう事情で私の手元には振込用紙も請求書もありませんので、改めてこちらへ郵送して下さい」と伝えました。
電話口の方が “ ほっ” とした様子なのが、あからさまに声に現れた気がして可笑しかったです。

翌々日には振込用紙が届きました。
ほとんど怒りらしい怒りの言葉を浴びせる事なく、感じのいいクレームだったので、毛蟹のいっぱいも同封されるかしらと、淡い期待もしてみましたが(笑)
振込用紙だけでした(笑)

たまぁ〜に、凄い剣幕で店に怒っている人とか見かける事もありますけど…
どんなに店側が×だったとしても「 あれはチンピラみたいで嫌だなぁ〜 」と思ってしまいます。
以前うちの支店の上司とランチに行った時、
確かに店が悪かったのですけど、その上司チンピラみたいに怒鳴ってまして…
私達は以降、その上司とはランチを一緒に行かない様に避ける様になりました。
その上司も異動になり10年以上経ちますけど、いまだにその時の話が嫌悪感を感じた過去の人物の話として酒の席で語り継がれてます。
男でも、女でも。。。恥ずかしくて一緒に居られないよねっ 





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2018年03月12日

『 動物農場 』

意味深な、おとぎばなしです
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『 動物農場 』  著  ジョージ・オーウエル
          訳  川端 康雄

“百田尚樹の カエルの楽園” を読んだ時に、世相を皮肉る寓話って面白いなぁ〜と思い、
その師匠的?なこちらも読んでみました。
1944年作のソビエト・ロシア時代の作品です。
主人公は、もろにスターリンだとわかってしまいます(笑)
スターリンが豚に例えられてしまってますっ(爆)

面白いことは面白かったのですけど…
社会風刺の寓話は、現在進行形で読まないと楽しみ半減かもしれないと思いました。
ストーリーが読めちゃうからです、読め過ぎちゃうのです。
さすがに80年も経つと、
当時は凄〜く皮肉だったんだろうなぁ〜
当時は弾圧された本だったかもなぁ〜
よく出版できたよねぇ〜
と。。。過去の歴史として読まらさる(この言い回し、北海道弁!?・笑)のですね。

ここだけの話
百田さん曰く、カエルの楽園は、永遠のゼロより、海賊と呼ばれた男より、自信作!と仰ってましたけど…
きっと
かなり
動物農場に影響受けてるよなぁ〜と感じたのは私だけでしょうか。





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2018年03月10日

『 坂の途中の家 』

読んで、とても、疲れました。。。
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本当は忘れたかった事、無かったことにしたかった事を、
引っ張り出された感じです

『 坂の途中の家 』  著  角田 光代

ある日突然、乳幼児の虐待死を問う裁判の裁判員に選ばれた子育て中専業主婦の話なのですけど…
この主人公が自分自身と裁かれいる被告人とを重ねてゆき疲れて(憑かれて?)ゆくストーリーなのですけど…
shin自身にも“あるある”なので、自分自身が “おかしな”…
一歩間違うと我が子を殺していたのかもしれないくらい 
“おかしな”人なのではないのかと…

子育てをした経験のある母親の何割が、このストーリーと自分を重ね合わせるのか?
「みんな同じよ」と言われたら、私は救われる
7割くらいでも救われる
もし、一割とかなら…きっとshinも、一歩間違えたら、
乳幼児虐待で殺人犯になっていたのかもしれないとか想像して…疲れました。
多分、著者の思惑通りにshinがストーリーにはまって行っただけだとは思いますけど(笑)

ちょっと子育てを沢山手伝うだけで【イクメン】とか褒めちぎられる夫族には、
100%理解できないだろうと、ついつい思ってしまうshinは…
立派に、この主人公路線の
後ろ向きで
妬みやすく
意固地で
思い込み激しく
あるあるだな〜と思う
そんな自分は思い出したくなかったと
そんな自分は無かったことにしたかったと
疲れました。

私の子供達が、私に殺されることなく、今も生きていてくれて良かったと思うのです。。。

子育ってって
凄いよねっ、キツいよねっ
よく頑張りました
もう二度と嫌です 

思う反面
「振り返ってみたら、人生で一番幸せだった時かもしれない」と思い出す時もある

読み終えて
とりあえず
無事に育ってくれた子供達に感謝と祝福を






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2018年03月05日

『 影裏 』

第157回 2017年上半期芥川賞受賞作品という事で読んでみました。
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『 影裏 』  著  沼田真佑

100頁にも満たない短編なので、あっという間に読めてしまいます。
でも、読後の物足りなさは、短いせいではない気がします。
そうなのです、非常に物足りない。
誰かの日常的なBLOGを読んでいる気分だった。
日常の出来事が淡々と描かれていて
だからこう思うとか、感情的な部分や訴えかけられる事が何も無く…
だから純文学!?と言われればそれまでなのですけど…
3・11の震災までがサラリと描かれているのですよね。

今、流行りなのかなぁ〜こういうの…
大ヒットした「君の名は」も、ある意味同じだし。
たった一人の私、たった一人の主人公にしか関係ない事を日記の様に書かれて行く。
その反面、風景描写やなんかは、とても丁寧に描かれていてね…
一応震災の事や、同一性障害の事、孤独な独居老人の事、親子の隔絶の事などもサラリと織り交ぜてあるのだけれど、どれをも掘り下げず日常の枠の中に留めてあるのですよね。
主人公以外だあれも探していない人を探している物語。。。
流行なんですね、きっと。
今や、怒りや悲しみ、喜びや慈しみで感情を高ぶらせる様な物語は流行らないのかなぁ〜

私には、よくわかんなかったですっ、すみません 



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2018年03月04日

『 蜜蜂と遠雷 』

幻冬舎から出ている本で夢中で読めなかった本って今までにない。shinと相性が良いのだと思う。
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2017年本屋大賞&2017年下期直木賞のダブル受賞作品

『 蜜蜂と遠雷 』   著  恩田 陸

恩田陸さんの本は「真夜中のピクニック」という第二回目くらいの本屋大賞受賞作以来ですけど、
すっごい緻密になった感じがしました。
同じ青春ドラマなんですけど…
2週間に亘る世界ピアノコンクールだけを舞台に書かれていますが、取材だけで12年もかけたというのですから、納得です。

作中のコンクール曲が、作中の演奏順に聴けるプレイリストが製作され、
その後19曲を厳選してCD2枚組に仕上げ発売されているというではないですかっ。
凄いですねぇ〜
クラッシックは…買いませんけどっ(汗)

「あたし、ずうっと、もっと宇宙の法則はバラバラだと思ってた」

「きっと銀河系によっては物質の最小単位も物質そのものも全然違ってて、全く異なる生命体があるんだと思っていたの。でも最近の研究だと、宇宙のどこへ行っても水は水で、酸素は酸素らしいじゃない? 意外に宇宙はシンプルで、どこも同じ法則でできているんだと思ったら、なんか不思議で」

「ピアノ、あるかなあ」

作者は天才ピアニスト三人が互いの演奏に感動しあった後の会話を、この様に発展させています。
面白いなぁ〜と思いました。

「天才少女」と言われ小さい頃からリサイタルデビューしていた子が、ステージママだった母親の死と共にピアノから離れ、様々な事情から義理の様にこのコンクールに出場が決まったという20歳の女性が主人公の一人として登場します。
その亜夜とういう迷える女性が最後の最後の第三次予選で他のコンテスタントの演奏を聴いていて、
やっと音楽を続けて行ける確信を持ったシーンがあります。

それはこれまでにない確信だった。
意気込んで「やってやる」という気負いでもなく、
「そうなればいいな」という希望でもなく、
ただ当たり前にそうなるという確信。
なんというやすらかな感覚だろう。
なんという穏やかな心地だろう。

私も最近
まったく同じ様に感じたことがあったので(勿論音楽ではありませんが)
でもその感覚をどう表現していいのかわからなかったので
ああ、そうなのよ
そうなのよ!と
よくぞ表現してくれた!と
最初からそれは、当たり前の様にそこにあり…
着地点を求めない純粋な境地と言うか。。。2.15記念日につながる心境

多分
一年半前に予約したこの本が、このタイミングで回って来たのも偶然じゃなくつながっているのだなぁと
改めて想いを。。。



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2018年01月24日

『 たった一人の30年戦争 』

私が小学生の頃だったと思います。最初にグアム島から横井庄一さんが生還、数年後にルパング島から小野田さんが生還されたのを覚えています。
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 『 たった一人の30年戦争 』  著 小野田寛郎

当時shinは若かったけど、(幼かった?)はっきりとお二人の性質の差の様なものを感じていたことを記憶しています。
そして、その後のニュースにも興味を持てたのは、魅力的だと感じられたのは小野田さんだった事も、はっきり記憶していました。
日本に帰国してからの生き方の差の様なものが明らかに違ったからです。
でも「なんか全然違うよねぇ〜」くらいのことで、改めて調べてみようとか、
知ってみようとかは、しなかったのですねぇ〜(若かったので

戦後30年間も終戦を信じず(スパイ教育を受けた影響が大きいからと読後思いました)、
あっけらか〜んとした戦後生まれの僕ちゃんの好奇心が小野田さんを帰国に導き帰国に至ったのですが、せっかく祖国に帰国しても早々にブラジルに牧場開拓を志し移民しちゃったのですよねぇ〜
軍人恩給貰ってのんびり暮らさないのぉ〜?と、当時ビックリしたのです。
本人がお書きになった本を今頃になって改めて読み、なるほどなるほどの納得でした。
やっぱり何か男性として素敵な方だと思いました。

満州で商社勤めをしながらダンスに明け暮れるチャラ男の小野田さんに召集令状が来て「死ぬための訓練・天皇陛下万歳と言い玉砕していく訓練」を受けるわけですね。
戦争真っ只中・軍国主義真っ只中の時代ですから。
ところが中国語ができるというので、あの陸軍中野学校に回される…スパイ養成機関ですね。
読んでいて驚きました、あの時代に中野学校の校風はそうとう自由だった様です。
国体を批判しようが、八紘一宇を疑おうがおとがめなしで、むしろ「天皇の為に死なず」という気風があったというのだから、当時の時代背景ではちょっと信じられない感じですけど…
「死ぬなら捕虜になって偽情報をつかませろ」と戦術に変えてしまう状況下の変化を求められたと言うのです。
自分たちが命を捧げる対象は天皇でもなく、政府でも軍部でもなく日本民族である!
当時そうハッキリ言い切る軍組織があったなんて、この本を読むまで思ってもみない事でした。

2014年1月16日 91歳でお亡くなりになっていらっしゃいます。
この方本人については、亡くなられた後に色々な見方が言われている様ですけど…
時代に翻弄されてしまうからこそ人間なのかもしれないなぁと思います。
人は、そんなに、強くないですし、それほど弱くも無いですし…
わたくしは、批判する気にはなれないなぁ〜と思います。



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2018年01月09日

『 1Q84 』

なんだか凄いスケールの本に出会っちゃったかもです。
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 『 1Q84 』  著  村上 春樹

とりあえずBOOK1を読み終わりました。
とりあえず200頁過ぎくらいまでは淡々と読めます。
300頁頃には、札幌図書館満タン予約で、半年いや一年以上とか待ち続けている話題本10冊の中から2冊キャンセルして、すぐにBOOK2とBOOK3を予約入れました。
それほど引き込まれているのですけど…

わからないのです。わからない事だらけなのです。

宗教問題が土台にあるのくらいはわかる(おそらくオウムが第一モデルかと)
“リトルピープル”って結局宗教的問題提起の何だろう…

“1984と1Q84”時間のねじれが起きちゃったくらいはわかる(多分高速道路脇を降りた時からかと)
“月が二つある”のは時間のねじれた世界パラレルワールドの証?

BOOK1の中に少なくても2度は出てきたジョージ・オーウエルって、なんか聞いた事あるんですけど〜って調べたら“1984”という小説の作者だった。
あっ!ここのコメント欄で「読んでみたら!?」とお薦めされた“動物農場”の作者でもあるのね(まだ読んでないので必ず次に読みましょう)

現実と妄想の境目
正義と悪の境目
なんなんだ&なんなんだ!

村上春樹さんが
音楽にも
宗教にも
哲学にも
政治にも
歴史にも
とても知識深い人なんだなぁ〜と、物語のテーマ理解よりも安易にそっち理解の感嘆符。
林先生とどっち頭いいんだろぉ〜と、どーでもいいこと思いながら、
今日からBOOK2を読み始めますっ


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2017年12月22日

『 不良老年のすすめ 』

凄く凄く若い時から、「年をとったら心置きなく不良になれる!」と楽しみにしていた。
多分…確か…ビートたけしが語ったんだと思う。

「年寄りの不良は良いよなぁ〜。
 警察に引っ張って行かれて説教くらったとしても、
【親が悲しむだろう→いやいや、親はもう死んでますからっ】
【君には将来があるんだから→いえいえ、後は死んでくだけですから】」

もう一つくらい何か笑っちゃった事があったと思うのですけど、忘れちゃいました。
確か20代の前半あたりに読んだ本だったと思いますので、忘れて当然かと😃
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なので図書館をプラプラしてて
何気に題名が目に留まって借りてしまいました。

『 不良老年のすすめ 』  著  下重暁子

ん〜〜〜痛いかなぁ。。。
ビートたけしの不良の勧めは笑えたのですけどね。
第一章 恋をしよう
第二章 せめて恋愛気分を楽しむ
第三章 名刺から肩書をはずせ
第四章 おばあちゃんなんて呼ばせない
第五章 電車の中で席を譲ろう
第六章 年甲斐もなく何かに狂おう
第七章 週に一度は外食を
第八章 鏡張りの部屋をつくれ
第九章 民芸調の暮らしは要注意
第十章 花柄は着ない
第十一章 着物で過ごそう
第十二章 早寝早起きの努力をやめる
第十三章 喧嘩のすすめ
第十四章 毎日必ず新聞を読もう
第十五章 若い人とどんどん遊べ
第十六章 街に出て、買い物をしよう
第十七章 お金のことでケチケチするな
第十八章 不良には不良の死に方がある

章題だけ読んだ分にはフムフムそうね✨なのだけれども、内容を読み落とすとその激しさに引いてしまう痛さを感じるのです。
きっとshinも、だいぶ穏やかになれたのかしらね〜 これぞ老化現象




。。。私世代の恋心。。。
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2017年12月16日

『 君の膵臓を食べたい 』

2016年本屋大賞ノミネート作品
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評判によると「泣ける」「どんでん返しのラスト」と。
『 君の膵臓が食べたい 』  著 住野よる

泣ける?
いいえ。
スイスイ読み進める面白さではありましたけど、
泣きません、淡々と読み進められます(笑)

本屋大賞ノミネートは青春物が多いかもで、どうも…
更に現代の若者像とshin達時代の若者像の違いなのか…
一泊旅行で、同室で、同ベット就寝で何事も無し!って…
芸能人や政治家の言い訳じゃあるまいし(笑)
現在のshin達なら有り有り〜だけど、
40年前の高校生の男の子ではありえない設定。
この設定が受け入れられるって、本当に今の男の子達は草食化してるのね
最も、流れに身を任せて流されているだけにしか見えない主人公の男の子の事は、
昔も今もshinは絶対に好きにはならないと断言できるけど…
でも自分とは正反対だからこそ選択してしまうっていうのは有るよね〜
もしかしたらshinの失敗した結婚も、そうだったかも(爆)

どんな小説を読んでいても
物語の進行とは無関係に、書き留めて記憶しておきた文章が、何を読んでも必ずある気がします。
この小説でも3か所くらい有った気がするのですけど…
残念なことに記憶に留めておけなくなりました…
心に引っかかったフックが何だったのかすら一冊読み終わるまでに忘れてしまっているので、
前後の文脈も思い出せなく、よって後からの斜め読みで探し出せない(爆)
完全な老化現象ですわ
かろうじて一つだけは記憶にグッサリ刺さってました。
“ 言葉は往々にして、発信した方ではなく、
受信した方の感受性に意味の全てが委ねられている ”
。。。shinの責任では無い!って事だ。。。(爆)


posted by shin at 12:37| Comment(2) | ★活字中毒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月26日

『オーデュボンの祈り』

最近この作家さんに、はまってます。
KIMG1409.JPG一応ミステリー作家なのでしょうか?
この独特の世界観は
ミステリーの枠の中に収めていいのか?

『オーデュボンの祈り』  BY 伊坂幸太郎

デビュー作品だそうです。

東北・牡鹿半島をずーっと南に行っところにある奇妙な島が舞台。
150年間、外との交流をほとんど持ってない住民。
変な住民ばかりの島に辿り着いた主人公が、ただただ島民を訪ね歩いてるだけなんですけど…
リンクの仕方が裏切ってくれます。
そして
この作者の本は他の作品もですけど
本を読み終えて最後に閉じた時、
高級な日本酒や高級なワインで幸せな酔い方をした感じで眠りにつけます。


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2017年10月22日

『 骨音 』

ゆっくり休息の週末。。。
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金曜のうちに三日分くらいの献立が組み立てられる食料品の買い物はすませてある。
そうなると私はもう、外出が嫌になる。
着替えたり化粧をしたりが面倒だしっ…
本屋や図書館へ行くのすら面倒なので、
そのうち古本屋へ持って行こうと思っている次男の置き去り本の中から、
ちょっと読んでみてもいいかなぁ〜くらいの気持ちで一冊引っ張り出す。

『 骨音 』  著 石田 衣良

以前、漫画か何かでチラチラと見た時か?
TVで放送された映画でチラっと目に入ってきた時か?
何となく暴力的なイメージしかなかったので、ソッポを向いた記憶。

いやいや、どうして
なかなか面白かったですよ。
まるで暴力的には思えなかったのですよね。
池袋ウエストパークVとして、『 骨音 』を含む4つの物語でしたが、
「へぇ〜、こういう純粋若者路線の話だったんだぁ〜。TもUも読んでみようかな〜」と思ったほど、なかなか面白かったのです。
【希望のかけらがあるなら、待つことは決して悪くない】だって。
同感。。。希望のかけらを抱いたまま12年?過ぎたのかも…でも、同感。。。


これを一冊読めてしまえるくらい何もしない、ゆっくり休日でした。
まとめ買いしてきた食材で、平日の為の作り置きおかず作りをしておく事と、
明日上陸しそうな大型台風に備えて外回りの片付けをしたくらいかなぁ〜
庭木の囲みこそまだ先にしましたが、物干し台や散水栓も片付けてしまいましたし、台風で飛びそうな外ゴミ箱やなんかも全て撤去。
庭畑の枯れ始めている苗も全て抜き取り、エアコン室外機も冬支度、床下窓も全て閉めてしまいました。
朝、雪虫がけっこう飛んでいるのを見たので、「あ〜2週間後に雪になるなぁ〜」とボチボチと冬支度開始です。


珍しく見てもいないTVをつけっぱなしでゴロゴロしていましたら、TVで映画の宣伝!
「 えっ!? ブレードランナー2049? 」
今月末から上映なんですね! 全然知らずにいました(爆)

前作のブレードランナーは大・大・大好きな映画なのです。
大好きと言うのとはちょっと違うかな…
でも深く深く心に刻み込まれてる作品を挙げよと言われたら
“キリングフィールド” “カッコーの巣の上で” “ミッション” “ブレードランナー”と甲乙つけられない4作品がスッと挙がります。
4作品の共通点は1980年前後の社会派映画であることくらいでしょうか。
(何故か私の中でのヒット映画は1980年前後にゴチャーっと固まってます)
この4作品の中で、一番悲しいのがブレードランナーだと思っています。
他の3作品は悲しみ要素があっても、何か将来的にでも救いがある気がするのですよね。
でもブレードランナーは最後の最後まで悲しみだけが残りました。
戦争や重労働の為に作られたレプリカが、人としての感情を持ち始める…
自分がレプリカである事に気づかずに生きている?うちは良いのかもしれないけど…

初めて見た時から何十年も経っています。
DVD等で何度見ても悲しいと思うのですけど、自分の年令が上がる毎に、なお一層悲しみの理解が深くなる映画でした。
多分…シリアルナンバーから製造年月日を探り、自分の寿命を知りたいと願うレプリカの気持ちに
年齢が上がることで、益々沿える様になるからかしらねっ…

前作の設定西暦が2019年だったので、なるほどの今時期の2作目なのでしょう。
久しぶりに、どうしても映画館でみたいと思える映画が日本上陸で嬉しいわっ
私のことだから、こんなゴロゴロする週末の時間が持てなければTV情報も得られず、知らずに過ぎてしまっていたかもしれません。
のんびり休日で良かった〜


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2017年10月13日

『 村上ラヂオ 』

カズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞したニュースが流れたので…
お互いの文学に相思相愛であるという村上春樹さんに興味が湧いた。
超人気作家だけど今まで一冊も読んだことがない。
多分…一番人気の“ノルウエーの森”がどうやらバリバリの恋愛小説らしいとの情報で触手が動かなかったのだと思う。

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とりあえず、どんな思考回路の人なのかなぁ〜と、
分厚い小説の前にエッセイを借りてみた用心深さ(笑)

『 村上ラヂオ 』 著 村上 春樹
初版は2001年ですが、隔週発売の雑誌ananに連載された50の短い文章を収めた様です。

面白い!
面白かった!!
食わず嫌いして損してたかもです!!!

二十歳くらいの時
「ツービートのたけしみたいな人がいいなぁ〜、超知的じゃん!」と言い放つ私は、変人扱いされました。
「たけしの話は “そんで?そんで?”ってクスクス笑い(彼の話の良さはゲラゲラではないんですっ!)ながら一晩中バーとかで聞いてたい話じゃない!?」の意見に賛同はなかなか得られず、
そりゃ確かに“コマネチ!”のギャグは爆笑系でクスクス系ではないけど…
でも、エッジの利いた裏側の可笑しさや哀しさに惚れ惚れだったのです。
似てると思ったのです
村上さんと北野さん
あまりにも面白過ぎて、途中で「私、騙されてる? もしかして作り話?」って何度も思います。

一番疑った章は
マルタン・モネスティエっていうフランスジャーナリストが書いた『自殺全書』っていう本に書いてあった“猫も自殺する”っていう話題の章です。
雌猫に愛を拒絶されたプライドの高い雄猫がファルネーゼ館のバルコニーから身を投げたと。
歳をとって足を悪くしてかたくなな性格になった猫が海へ入水自殺を図り、一度は飼い主が助けたが再度海へ向かい目的を達成したと。
この人が文章にすると、何か「本当にそんな事、その本に書いてあったのぉ?話つくってない?」ってニタニタ笑いで問いただしたくなる様にキラキラ明るい話になってしまうのです。
なんかやっぱり、ビートたけしと同じ色気を感じてしまう 
ちょっとネットでぐぐってみたら、本当にこのマルタンモネスティエって人が書いた自殺全書って本がある様なので、
村上春樹の作り話じゃないんだろうなぁ〜とは思うのですけど…

ちなみにワタクシ
北野たけしの出した本は全て読んだくらい、その思考回路が好きなのです。
食わず嫌いだった村上春樹さんの作品も、これからは読んでみたいと思いました。
思考回路は手元本にはしていない北野たけしと似ていても、さすがに文章家なので何度読み返しても同じところでクスリっとできる上手さです(笑)
図書館から借りた本ですが、改めて購入し、手元に置いて時々読み返して笑いたいと思います。
そのくらいお気に入りになったエッセイ本でした。



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2017年10月11日

久しぶりに嫌いと出会う

『 たった一人、老後を生きる 』  著  岡田 信子

KIMG1371.JPG私にしては超〜珍しくHow to本です。
著者紹介の帯に興味が湧いたからでした。

現在ではあたりまえの女子の大学進学ですが
私の時代は短大も含めて30%超えくらいだったと思います。
それより更に30年も前に早稲田の政経学部を卒業後、
アメリカの大学と大学院に留学するという…
アメリカで科学者と結婚し離婚、
つかんだアメリカンドリームも授かった我が子二人も何もかも置いて帰国したという、
1931年生まれの女性ですよ〜
私の母より年上です。
なのに性的な事もずいぶん明け透けに記載されていて面食らいました。

そして
読み進めるうちに、ドンドン・ドンドン嫌〜な気持ちになっていったのです。
何か苦手な女性かも?から始まり…
まぁ人一倍、好き嫌い激しいワタクシであることは認めますが(爆)
読んでいて腹が立つなら読まなければいい様なものですが(笑)
ギックリ有給含め5連休目の今日ですから暇人なわけで。
読み終わって「あ〜絶対友達にはなれないタイプだよなぁ〜」と思いながらの裏表紙宣伝本紹介見て( ゚Д゚)

この人
69歳で再婚してます( ゚Д゚)
いいんですけどね

この本の後にも「たった一人の老い支度」等の書籍を数冊書いた後
「今日からあなたと老い支度」って何だっ!?(笑)
あげくに「50代・60代は第二の適齢期−婚活、老後の備え」って著書出して。
婚活してたのね。。。(笑)

なんていうのかなぁ〜
あんた、ついこの間、こう言ってたよね?って事…
なんていうのかなぁ〜

なるほど、そのくらい図々しさがあったからこそ、アメリカンドリームも掴めたという事か

shin自身は、そうとう図々しく数分前の発言コロコですけど(爆)
自分はいいけど、友達にはなれないなぁ〜と…
っつーか、shinの女友達が読んでも多分「こいつ嫌れ〜じゃぁ〜」言うに違いない。
あくまでも女友達に限ると思うので、女性としての何処か?なんだろうと思われるけど
いや表面に現れる発言とかじゃなく…何かね。

ハイ!? 図々しさNO1発言で失礼いたしました 






posted by shin at 18:55| Comment(4) | ★活字中毒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月09日

『 コーヒーが冷めないうちに 』

多分…紅葉がいいだろうなぁ〜と、山へ行く予定だった連休ですが…
ギクッ−−−と腰が不自由になり、ベッドから起き上がるにも杖が必要になってしまったshinです。
時々やっちゃいますが、過去二番目に重症なギックリでした。
あと数日は仕事すら行けそうにありませんが、読書の秋には良い機会。

『 コーヒーが冷めないうちに 』 著  川口 俊和

片っ端から図書館予約入れて行っている2017年本屋大賞ノミネート作品のうち一冊です。
昨年GWに入れた予約ですが、市内蔵書が19冊あるので、
比較的早い貸し出しになりました。

KIMG1370.JPGプロローグを読んだ段階で、え?好みじゃないかも…と。
「あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?」と。
とある街のとある喫茶店の都市伝説話で。
時空を超えてとか…
ファンタジーとか…
特に若者の恋愛話とか…
読んでて「臭いなぁ〜照れるからぁ〜」と投げ出したくなるので…
本屋大賞ノミネートは他の賞ノミネートと違い、その変ちょっと多いかもで
失敗かなぁ〜と思いながら読み進めて行きましたが、
意外に臭くなかったのです
偏見を持ってはいけませんね

サラリと読んでしまえる話です。
4部構成で喫茶店内という狭い中で登場人物がつながっていく感じは、
小説というより…舞台で演じられている演劇を見ている感じで。
作者のプロフィールを見たら、劇団の脚本家兼演出家になってましたので、なるほど納得。

posted by shin at 18:08| Comment(10) | ★活字中毒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月22日

『 しんせかい 』

2016年下半期 芥川賞受賞 『 しんせかい 』 山下澄人著
KIMG1311.JPG
え〜と。。。
芥川賞の選考基準の縛りは純文学ですが
自伝小説としか思えない小説は、純文学の枠内でいいのかな?
いいんですね、きっと…受賞してるのだから…
ここ何年も、直木賞と芥川賞のラインがグチャグチャの気がするのですけど、そう感じてるのは私だけでしょうか?

私はTVドラマ“北の国から”の大FUNなので、
この“ しんせかい ” が、富良野塾を舞台としている事も、
“ 先生 ”と呼ばれている人が倉本聰であることも、
そして、その世界観も予備知識として頭の中にあるから
書かれていることがわかるのだけれど…
これ、
何にも知らない人が読んで、
普通に小説として読んだ時の事を想像したら、
何を伝えたいのかな???なのではないかなと…
じゃ、私ならわかったのか?というと…やっぱりわからなくて(爆)
読解力がなくてスミマセン

posted by shin at 23:45| Comment(2) | ★活字中毒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月26日

『 間道 』

『 間道 見世物とテキヤの領域 』  坂入 尚文 著
KIMG1169.JPG
ノンフィクションでした。
そして舞台が、ほぼほぼ北海道です。
私も旅して歩いた知った町名、知った地域のオンパレード。

人生は旅に例えられる事が多く、
そういう私のこのBLOGタイトルも“旅路の途中”と、
まさしく人生の、日々のあれこれを
旅に例えているわけですけど(笑)

著者は、全く逆バージョンで
「旅こそが人生だ」と語っているわけです。
それは「人生は旅の様だ」と似て異なる物どころか、
全く全く違って、一気に激しく鮮やかになってしまうわけで…
全国を旅して歩きたいから見世物屋になり、テキヤになり。
桜前線を追いかけて旅をするライダーがいましたが…
食いぶち稼ぎながら旅ができる!だからテキヤがいい!って…
凄い発想よねぇ〜大胆だし!超自由!

ノンフィクションなので思い浮かび重なる
中島公園でのバイクショーやお化け屋敷。
「中国から来た跳ね女」や「ろくろ首女に蛇女」。
父が乱闘騒ぎ起こして警察に連れて行かれたスマートボールゲーム。
「お父さん、またボーナス無くなる〜」と泣き叫ぶshinの母。
ピンクや水色の可愛いひよこが普通のにわとりになった事。
中学生のグループデートみたいな感じで行った神宮祭の中島公園。
一方でその祭りの出店を手伝ってる、やんちゃな同級生。

本を読みながら事細かに、あれやこれや鮮明に昔のお祭り会場を思い出せるのは、この本の描写が美術的視点で細やかだからなのかしらん?
さすが東京芸大彫刻科〜って感じで。

ちょっと読むのに時間がかかりました。
得意の斜め読みができない種類の図書でした。
難しいというわけではなく
引き込まれないというわけでもなく(引き込まれます!)
どう言っていいのか…
多分、文字を読んでる時間より、読んだことによって頭の中に描いた情景を味わっている時間が長いのだと思います。
小説家が書いた文章ではなく
美術家が描いた文章というか。
おまけに自分の札幌祭りの思い出が次々浮かぶので(笑)


一つ長年の勘違いに気づいた。
中学生の時だったかな?
旭川の丁子屋一家の事がクラスでヒソヒソ話題になってたの…繋がってる同級生がいたから…
当時から今の今まで、有名な丁子屋さんはヤクザ屋さんだと思ってた。
有名なテキヤさん一家だったのね。今回、この本を読んで初めて勘違いに気づいた。


著者曰く
。。。間道。。。
閑道とも。わき道、抜け道、隠れ道、裏街道。
地図にない間道はずっと昔からあった。
と、巻末に。

著者のテキヤ旅はまだ続いているらしい。。。



posted by shin at 00:34| Comment(2) | ★活字中毒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月07日

『 火花 』

説明いらない、著 又吉直樹の 『 火花 』です。
KIMG1058.JPG他の本と同様に昨年のG・Wにまとめて10冊(限界冊数)予約したうちの一冊ですが、比較的早く順番回って来ました。
市内図書館に合わせて91冊あるからです(爆)

話は花火大会の花火から始まります。
そしてラストも花火大会の花火で終わります。
なのに題名は 『 火花 』 です。
そこから、もうすでに、又吉直樹という人の真意を探りたくなってしまうのですが…

そうなんですよねぇ〜
通常、小説を読む時、登場人物に感情移入して読み進んでしまうのですけど…
どうしても
どうしても、それ以前に著者 芸人又吉直樹が何を伝えたいのか?とか
ここでこのユーモラスな表現は芸人ならではだとか
こんな発想で物を見てるなんて、又吉さんは底なしに優しい人なんだろうなぁ〜とか
小説の向こう側にある著者の思考回路・心の構造が気になってしまうのですね。
折角素晴らしい作品を完成させても、それじゃ可哀想な気もします。

著者は太宰治作品に傾倒し影響を受けたと自ら語っているのをTV番組で見たことありますが…
芥川賞受賞。。。うん!
どちらかというと太宰治よりも、芥川龍之介の方が近い気がするのは私だけでしょうか?
あたたかさ
ユーモア
せつなさ
最近の話題本に多いドラマチックな展開で話を進めていくことなく
淡々と、
でも
その淡々とした日常の中で心が揺れる、その心情的な揺れ幅部分を丁寧に大切に表現してますよね。
太宰じゃないでしょぉ〜
芥川龍之介だよねぇ〜
と思うのだけど。。。

とても読み易く、とても面白かったです。



posted by shin at 22:03| Comment(0) | ★活字中毒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月08日

『 カエルの楽園 』

最近はTVでも時々みかける百田尚樹さんの著書です。
KIMG0953.JPG
“永遠のゼロ” や “海賊とよばれた男” が有名書になったので、他の著書も人気になってしまったのでしょう。
昨年のGWに札幌図書館でネット予約をして、一年以上過ぎて回って来ました。
市内17か所の図書館が蔵書してることになっているので、少なくても17冊は貸出本があるはずなのですけど、軽く一年越えです(笑)
でも昨年のGWに予約した10冊の中では、これが一番早く回って来た本なのです(爆)
話題本を早く読みたいとか思う方ではないので全然かまいませんが、
一人10冊までしか予約できないっていうのは少ないかなぁ〜と思いましたけど…
考えてみたら、予約優先になってる様なので、本屋大賞にノミネートされた本や、話題の新刊書なんかは数年間も図書館の棚に並ばない状況が続くという事で…
それはそれで問題が無いわけではないと…

この本も
そんな一般大衆の生活の中で、
何か偏ってないか? 何か極端じゃないか? 本当にそれでいいのか? 悪いのは政治家なのか? 誰が愚かなのか? 
図書館の本予約は果たして本当に正しいことなのか?まで思っちゃいましたよ(笑)

現代日本の風刺寓話。。。
憲法9条の問題、アメリカ基地問題、自衛隊法の問題、宗教問題、尖閣諸島問題、ついでに少子化問題とかまで範囲広げ、
そんなこんなを、安住の地を求めて旅に出たアマガエルに語らせる寓話でした。

物語の中の平和で豊かな国 “ナパージュ”は間違いなく日本を表してるとしか思えないし…
ナパージュ国を支配しているのか?守っているのか?の鷲はアメリカに間違いないし…
するとウシガエルは中国?北朝鮮?
ナパージュの三戒【@カエルを信じろ Aカエルと争うな B争うための力を持つな】があるからこそナパージュは平和なんだ!
という論法は
憲法9条があるから日本は戦争に巻き込まれずに平和であった!
という朝日新聞社の論法にピターっと当てはまり、
多分庶民のカエルをもっともらしい演説で洗脳しているデイブレイクは朝日新聞なんだろうなぁ〜と自然に理解できた。
そして、いっけんもっともそうな朝日新聞社の論法もデイブレイクの演説に重ね合わせると???過ぎて今更腹が立ってきた。
多分、百田尚樹の狙い通りにshinの頭の中が動いたのだと思うけど…(爆)

ん〜〜〜
イソップもそうですけど、
寓話ってのは、読後のスッキリしないムニュムニュ感が困ってしまいます。
著者に「貴方ならどうしますか?」と現在の日本の問題を突きつけられてる感がありました。
できるだけ愚かではありたくないと思うので、
現実の世界に当てはめて考えた時に、「どうするのが良かったのかなぁ〜」と判断しかねる自分自身がいて。
頭の中、心の隅、ムニュムニュ・ムニュムニュと。。。

今週末の土日で読もうと思っていたのに、金曜夜に読み切ってしまえるほど、読み易い本でした。
平和ボケで思考停止している私達が、考えてみるきっかけにできる様な短時間で読み切れる本ですし、
なにより何が正しいとか間違いとか、本の中で押し付けられてはいない気がしますので、
自分なら、どのカエルになりたいのか!?
今だからこそ、読んでおきたい本だと思います。


さてさて。。。
読書に更けようと思っていた週末二日間。
浮いちゃいましたよ、何しましょう(笑)


posted by shin at 18:34| Comment(8) | ★活字中毒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする